本日(2/27)、新卒から約6年勤めた会社を退職しました。正確には2月末付退社で、今日が最終出勤日でした。
平日はまだあるのに、木曜日を最終出勤日にした理由は、明日2/28にSHOCK観劇予定だったから。
新天地でのスタートは3/3の火曜日にしてもらいました。もう1回の観劇予定が3/2だったから。
そして私の今年のSHOCK観劇予定はこの2日だけでした。
本日(2/27)、「Endless SHOCK」は2/28〜3/10までの期間の公演中止となることが発表されました。
そうだよね。そうかなあ、と思ってました。それがやっぱり最適解だと思う。この非常事態だものね。
頭では「その判断は正しい」と分かっていても、悲しいもんは悲しい。現場がなくなるだけで涙が出るなんて。いい歳した大人ですよ。
自分本位なのは重々承知ですが、悲しみにくれる心を落ち着かせるために、少し文字に落とさせてください。最終的にはSHOCK素晴らしいという話になります。
お友達に誘っていただいて、日本一チケットが取れないSHOCKに2公演も入る予定があるだけでも幸せだったのに、2公演とも、帝劇のこの列って幻じゃないんだな…っていうぐらい、めちゃめちゃ良い席だった。
人生のひとつの区切りを、SHOCK観劇で締めて始められること、最高だなあ、と思っていました。
お友達は2人とも越岡担で、去年の悲しみを晴らせる最高のチャンスに一緒にいさせてもらえるのも楽しみでした。
1人はいつも一緒に飲んでる越岡担で、とにかくSHOCKの話をして考察をして酒を飲む最高時間を一緒に過ごすのが楽しみでした。
1人は誕生日公演に一緒に入らせてもらえて、友人の誕生日をSHOCKで迎えるという最高の瞬間にいさせてもらうのが本当に楽しみでした。
先述の、SHOCKを軸に組んだかのような入退社のスケジュールは、こんな素敵な経験、仕事の都合で見に行けないなんて一生後悔する…と思った私が双方の会社に「こういうスケジュールって可能ですか…?」と直談判した結果勝ち取ったものでした。
ちなみに余談ですが、有給もらわなかったのは休むと働けなくなるからです。走り続けないと死ぬ性格。
12月に転職活動を始めて、1月中旬に内定をいただき、1月末から退職交渉と引継ぎをして2月末退社。
なかなかハードスケジュールだけども、
SHOCKが観れる。
その希望に向かって怒涛の引き継ぎの2月を迎えました。
ケツが決まっているため、とにかくこの1ヶ月で私の抱える業務全てを引き継がなければ。
いざ引継ぎを始めてみたら、まあなめてた。基本怠惰な人間なのですが、業務の書き出しをしてみたら、まあ多かった。細かいことをたくさん押し付けられていて(言い方怒られろ)、すごいことになっていた。資料におこしつつ、1ヶ月かけて後任の人と一緒に実際に手を動かして貰って引き継ぎ。
定時後に資料作成。
遠方から来てくれる友人と飲む予定は外せないので、その日は早朝残業。
仕事だけの人生も死ぬし、仕事してなくても死ぬので、楽しいことと仕事を詰め込みながら自分を追い込んでやってました。
SHOCKに対しては、
2/4。SHOCK初日レポが流れてくる。グッズ。パンフに福辰のかほり……これはほしい。少し仕事を急ピッチで終わらせてパンフだけ入手する。幕間順調のツイート。タツヤソロがヤバいだと…?早く観たい。無事終演のツイート。大桜の演出……!?ヤバババ、これはネタバレ避けて観たい。私的初日まで1ヶ月…いけるか?いや、がんばる。
その日以降も流れてくるレポたち。
早く観たい…その思いばかりが募るけど、とにかく今月は仕事優先。
こんな感じで、楽しみな気持ちを、それはそれは日に日に募らせていました。
最高の仕事をして、
退職して、
そして最高のSHOCK
12時間勤務×5日や土日出勤をしてまでも(時間かかるのは単純に私が仕事できないだけ)、「とにかく仕事を完璧に終わらせてSHOCKに行きたい」との思いが私の原動力になってくれました。
2月も後半になると、コロナの影響で中止になるイベントが増え、一緒に入る予定だった友人と「SHOCKどうなるかなぁ。」と話すことが増えました。
そして、「私マジでSHOCK観劇のために人生かけてるから、なくなったら生きる意味を失う」「中止になるとしても最終出勤日まで通達しないで欲しい(笑)」というなんとも自分本位な発言を私はしていました。
そして本日。
私の会社では、個人LINEに仕事の連絡が入るため(コンプラガバガバだよね)、私用iPhoneを仕事中に見ても良い環境にあるのですが、友人からのLINEの通知がぱっと目に入り「SHOCK公演中止」を知ることになります。
まぁ見事に言霊………悪い方の………
仕事が一段落ついたところで、友人からのLINEを開いてたところで涙がどうしても抑えられなかった(職場)
そんな脱力感の中だけど、最後の気力を振り絞って、各所へ退職のご挨拶。昨日買ったヨックモックを持って、笑顔で。
たまにSHOCKのことを思い出してうるっとしてしまうのも、「退職が寂しいんだな」と思われたと思うからオッケー。
そして無事、先ほど退職手続きを終え、会社を後にしました。こんなご時世なので飲み会もありません。
ぼんやりと
あー生きる意味を失ったなあ
と思ってしまった私はとても自分本位だな
でもやっぱりとってもとっても楽しみにしていたので、なくなって悲しいものは悲しい。しかも、まあまあかける思いは重かった。
ただ、SHOCKがある という希望でこの1ヶ月間を生き抜けたことは事実。私にしてはものすごい量の仕事をこなした。資料は結局5万字ぐらいになり、珍しくシャカリキ働いて、毎日充実してたなあ。残業もすごいことになって、疲れてTwitterに来れないこともあったぐらい。
「行きたい現場にはできる限りいきなさい」が私の信条だから、もしかしたら2月前半のチケットを探さなかったことを後悔するかなあ、と思ったけど、多分、この先の人生、私はこの1ヶ月をすごく宝物のように大切にすると思う。
「SHOCKが観れる」という希望がこんなにも自分の人生を頑張れる原動力になったことにびっくりしているし、感動している。
エンターテインメントってすごいな。
ここまで頑張れたのは「Endless SHOCK」、あなたがそれほどのパワーを持っているからだよ。
光一さんをはじめとした、SHOCKに関わる人と関わってきた人の愛がすごいんだ、きっと
SHOCK愛してるよ。
2020年のSHOCK、観たかったなあ。円盤化してほしいなあ。(強欲)
本当にたくさんの方がつらくて悲しい思いをしていると思うと、それもつらい。
とにもかくにも、一刻も早く事態が収束すること、カンパニーやスタッフの皆様が健康でいてくれることを祈ります。
感染して大変な思いをされている方にも心よりお見舞い申し上げます。
医療従事者の皆様も大変だと思いますが、健康的な生活ができていますように。
おたくみんな免疫つけて生きようね。
私も生きます。
Endless SHOCKが生きる希望だったお話でした。